子供の身長が伸びる時期と成長期の特徴について解説しています!

子供の身長を測る親

 

子供の成長期に身長が急激に伸びることはよく知られていますが、成長期がいつなのか知っていますか?

 

子供の身長が伸びる時期には、主に3つの期間があります。
それぞれ身長の伸びに特徴があり、最終身長にも影響を与えます。

 

子供にとって成長期がどのような時期なのか知っておくと、身長を伸ばす対策も立てやすくなります。
そこで今回は、身長が伸びる時期と成長期についてご紹介します。

身長が伸びる3つの時期〜ICPモデルとは?

身長が伸びる時期は、乳児期・小児期(前思春期)・思春期の3つの期間に分けることができます。
これはICPモデルと言われる考え方で、以下のような図になります。

 

ICPモデル

引用:乳幼児身体発育評価マニュアル

 

縦軸が1年間でどれだけ身長が伸びたかを表す成長率(cm/年)で、横軸が年齢(才)になります。
思春期から身長のスパートが始まることがわかりますよね。

 

ICPモデルでは、3つの時期で発育パターンが異なっており、成長に関わる要因にも違いがあるとされています。
具体的にそれぞれの時期について解説します。

乳児期の特徴

乳児期とは0〜4才くらいの期間で、身長が最も伸びる時期です。
赤ちゃんは約50cmほどで生まれてきますが、1年後には平均25cmほど伸びます。

 

4才の子供の平均身長は約100cmなので、生まれてから4年間で身長は倍増する計算になります。
この頃はまだ、成長ホルモンが分泌されないため、食べた量によって身長が決まると言われています。

小児期(前思春期)の特徴

小児期(前思春期)は4〜9才くらいの期間で、思春期前までの間になります。
乳児期と比べると身長の伸び方は緩やかで、1年間で約5〜7cmほど成長します。

 

この時期の特徴は、栄養に加えて成長ホルモンの分泌が身長の伸びに影響を与えることです。
実際に、成長ホルモンの分泌量が多い子ほど背が高く、分泌量が少ない子ほど背が低いことがわかっています。

 

小児期では、成長ホルモンの分泌は夜寝ているときに多くなり、昼間は少ないという特徴があります。
成長ホルモンの3分の2は睡眠中に分泌されるため、生活リズムを整えて質の高い睡眠をとることが大切になります。

思春期の特徴

思春期の始まりは個人差がありますが、男の子は11才前後、女の子は9才前後から始まります。
この時期は第二次性徴期と言われており、性ホルモンの影響を受けて身長が急速に伸びていきます。

 

そのあと2〜3年間の成長のピークを過ぎた後、身長の伸び率が鈍化して大人の身体へと変化していきます。
そして、思春期の終わりとともに身長の伸びも止まります。

成長期は身長が伸びるラストスパート!

では、成長期はいつからいつまでなのでしょうか?
一般的に、成長期とは思春期のことを指し、その期間は以下の年齢に当てはまります。

 

  • 男の子…11才前後〜18才前後
  • 女の子…9才前後〜16才前後

 

思春期には約2〜3年間ほど成長のピークがあり、男の子で年間10cm、女の子で年間8cmほど伸びることもあります。
この成長が著しい2〜3年間を「成長期」と言うこともあるようです。

 

小児期(前思春期)と思春期の違いは、思春期になると性ホルモンの分泌が活発になることです。

 

性ホルモンには成長ホルモンの分泌を促す働きがあるだけでなく、骨の成長を促進させる働きがあります。
そのため、性ホルモンの分泌が活発になると、身長が急激に伸びるわけです。

 

一方、性ホルモンには子供の骨を成熟させて、大人の骨に成長させる働きもあります。
思春期の終わりになると、性ホルモンの働きで骨が伸びる骨端線が閉じ、身長の伸びも止まります。

 

また、身体にも変化が起こり、男の子は声変わりしたりヒゲが伸び、女の子は乳房が膨らみ初潮を迎えます。
このような身体の変化は思春期の終わりにくるため、身長の伸びもそろそろ止まる時期と判断できます。

身長を伸ばすために重要なのは「前思春期」だった!

思春期(成長期)における身長の伸び率は決まっていて、男の子は約30cm前後、女の子は約25cm前後になります。
つまり、身長を伸ばす栄養がしっかり摂れているなら、思春期には誰でも同じくらい身長が伸びるわけです。

 

では、最終身長に影響を与える時期はいつでしょうか?
それは思春期を迎える前の小児期(前思春期)です。

 

思春期を迎えると、身長が急激に伸びたあと、背の伸びは止まってしまいます。
小児期には1年間で約5〜7cmほど身長が伸びますが、思春期の訪れが早いと小児期の期間が短くなってしまいます。

 

思春期の身長の伸び率には個人差がないわけですから、最終身長は小児期に伸びた身長の差に大きく影響されます。
ですから、身長を伸びる時期を長くするには、思春期をできるだけ遅らせることが大切です。

 

しかし、生活習慣や環境によって、思春期の訪れを早くしてしまうことがあります。
例えば、以下のような原因です。

 

思春期が早まる生活習慣・環境
  • 夜型の生活で睡眠時間が短い
  • カロリーの摂りすぎ・肥満
  • ストレスの多い家庭環境(家庭内不和・離婚など)
  • 親の愛情不足

 

生活習慣が不規則だったり、子供が精神的に不安定だと、思春期が早まる傾向があります。
子供の身長を伸ばすためにも、規則正しい生活習慣と子供が落ち着いてくつろげる環境を整えることが大切です。

 

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